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「川崎市における高齢者の暮らし方と健康に関する学術調査」基礎調査完了のご報告
平成29年3月から慶應義塾大学と川崎市との共同で実施してまいりました、健康長寿を実現するためのコホート学術調査:川崎市における高齢者の暮らし方と健康に関する学術調査(川崎ウェルビーイング・プロジェクト)は、おかげさまで1,000名以上の川崎市在住の健康な高齢者の方々のご協力を得て、平成30年12月15日(土)をもちまして基礎調査注1を終了いたしました(一部、整形外科検査は平成31年1月中に終了予定)。
ご多用の中、アンケートや健康調査にご協力いただきました参加者の皆様には心より御礼申し上げます。また、調査会場となりました川崎市立川崎病院、井田病院、多摩病院の職員の方々をはじめ、学術調査の安全かつ円滑な運営にご尽力いただきました関係各所の皆様にも改めて深謝申し上げます。
本プロジェクトでは、今後も参加された方々の健康状態を追跡調査させていただき、さらなる本格的な解析を進めてまいります。引き続き、皆様のお力添えを賜りましたら幸いに存じます。
平成30年12月吉日
研究責任者
慶應義塾大学医学部百寿総合研究センター
新井 康通
注1 基礎調査では、川崎市在住の85-89歳の日常生活に介護の必要のない高齢者の方を対象として、① 郵送アンケート調査(生活習慣、健康状態、幸福感、地域参加に関するアンケート票と食習慣調査票)、および② 健康調査(医師による問診・診察、身体計測、ものわすれチェック、心電図、インピーダンス法による体組成分析、頸動脈エコー検査、運動機能、爪郭部毛細血管顕微鏡検査、採血、検尿、骨密度検査、脊椎レントゲン検査)を実施いたしました。